当時の状況
- 2020年9月18日 本学学生で1例目となる新型コロナウイルス感染症の罹患者が発生
- 2020年9月19日 1例目の学生の濃厚接触者1名の陽性が判明(2例目)
- 2020年10月2日 1・2例目の学生の濃厚接触者全員が陰性であることを確認
- 2021年3月25日 3月15日に本学を卒業した学生1名の陽性が判明(3例目)
- 2021年3月26日~3例目の学生の濃厚接触者及び接触のあった学生数名の陽性が判明
- 2021年3月29日~卒業生全員を対象にPCR検査を実施
- 2021年4月13日~在学生全員を対象にPCR検査を実施
- 2021年4月19日 在学生の検査結果を踏まえ、順次、対面授業を再開
取組
1 対応マニュアルの作成
- 学生からPCR検査受検報告や濃厚接触者になった等の連絡を受けた際のフローチャート及び症状や行動歴等のヒアリングシートを作成した。
- 専用の携帯電話を設置し、職員が交代で電話を持ち帰ることで、大学休業日についても学生から連絡を受け、早急に対応できる体制を構築した。
2 保健所と連携して濃厚接触者等を調査
- ヒアリングシートにより調査した内容を保健所と共有し、保健所と連携しながら感染経路や濃厚接触者等の特定を進めた。
3 拡大PCR検査の実施
- 4月から研修医として全国各地の病院での勤務が決まっている卒業生が陽性となったことにより、研修先病院の感染リスクを鑑み、卒業生全員を対象にPCR検査を実施した。
- 4月からの対面授業の再開にあたり、感染拡大防止のため、新1年生を除く在学生全員を対象にPCR検査を実施した。
課題等
- 市中での感染者が急増している状況下では、保健所からの連絡が遅れることがあり、濃厚接触者の特定や待機期間等を大学のみで判断するのが困難だった。
- 限られた人員で対応しなければならず、感染者の対応に追われ、通常業務に支障をきたすことがあった。他課に動員を依頼するなど非常時の体制の構築が今後の課題である。